小規模農家の米づくりを九州からお届けします。

九州の山間地で、米づくりをしています。その中で色々な出来事や田舎ならではの情報を発信します。

我が家の”コシヒカリ”収穫作業

いよいよ我が家の”コシヒカリ”の収穫作業となりました。3月に荒代掻きと本代掻き、4月に田植えを行い8月まで栽培管理(水管理・雑草対策・病害虫観察と防除)と約6か月間の父とのコシヒカリ栽培が収穫を迎えました

 

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収穫するコシヒカリ

収穫作業手順

作業手順は、稲刈り機のバインダーで稲刈り結束をして、半日ほど天日乾燥し、掛け干し作業になります。また、準備作業として稲刈り機械のバインダーが田んぼに入って作業ができるよう、人力で田んぼの四隅を鎌で稲を刈ります。その後、バインダーを田んぼに入れて刈り取り作業の開始です。掛け干し作業も準備があり、掛け干し用の孟宗竹を載せる杭の設置を行います。今日はここまでの収穫作業になります。

 

我が家の働き者バインダーで稲刈りと結束

我が家のバインダーは、クボタ製で1条刈りの機械で、人が歩く程度の刈り取り束ねスピードです。一人が機械を操作してその機械について行くような感じです。この機械も相当古い機械でよく頑張ってくれました

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稲刈り機のバインダー

掛け干し作業

午前中に2反ほど刈り取りし、天気がいいのでそのまま夕方4時ぐらいまで天日乾燥して、掛け干し作業になります。掛け干し作業は、まず杭を三本田んぼに打ち込んで、三本の杭を束ねてくくります。三本の杭は重さがかかった時に耐えられるようにしています。この三本杭を7~9m間隔に作って、更にその間に二本杭を入れ込んでいき充分重さに耐えられるようにしていきます。ここをしっかりやらないと風で倒れたりするので、二度手間なったりします。最後に切ってきた孟宗竹を上にのせて完了です。

 

そして、この孟宗竹に稲の束を載せていって掛け干し作業は完了になります。この日はとっても天気が良かったので午前中に刈り取った稲がからからに乾燥したので掛け干し作業は楽でした。

 

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掛け干し風景

掛け干し作業の必要性 

この掛け干しというのは、刈り取ったばかりの籾(もみ)は水分が30%とかあります。この水分値だと、1年間食べる期間保存がきかないので籾を乾燥させるため(水分値を低くするため)自然乾燥できる掛け干しが普及したのだと思います。

 

それからこの掛け干しは、天気が良い日が続けば4~5日で稲穂を機械で漕ぎ落します。漕ぎ落した物がになります。更に籾を機械で玄米にして、玄米を白米にして私たちの食卓にでてくるのがごはんになります。