小規模農家の米づくりを九州からお届けします。

九州の山間地で、米づくりをしています。その中で色々な出来事や田舎ならではの情報を発信します。

収穫間近な”コシヒカリ”の状況

収穫を待つ”コシヒカリ

今年は4月1日に田植えを行いましたが、後数日で収穫を迎えます。7月10日に予定の時期に出穂して日々熟していって米になります。米の花はあんまりご存知ではないと思いますのでご紹介しています。また、出穂がそろった状況の写真です。

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我が家の米の花
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出穂状況

収穫予定時期

収穫予定時期は、8月12日ぐらいになるかと思っています。お盆がありますが、農繁期なのでお盆休みも農家は1日ぐらいしか取れません。我が家の収穫方法は、バインダー(稲を刈り取って束にする農機具)で稲を刈り、それから籾を乾燥するため掛け干しを行います。結構コンバインでの収穫が普及していますが、我が家はまだまだこの収穫方法で行います。下の収穫を迎える我が家のコシヒカリ写真右上の茶色いのは赤とんぼです。

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収穫を迎える我が家のコシヒカリ

収穫時の苦労話

一番暑い最中に稲刈りと掛け干し作業重労働ですね。作業を手伝ってくれる人が多くいればなんとかやれますが本当に大変です。しかし、父たちの時代はバインダーもなく鎌で午前中稲を刈り、午後から刈った稲を束にするため稲わらで結束し、それから掛け干し作業を行っていたので1日にできる作業面積は少なくて、何日も収穫作業にかかっていたことを思うと今は少しは楽になったのかと思います。


後、天気が気になります。いつもこの時期になるとさっきまで晴天だった天気が急に雨が降ってくるような、とても不安定な天気の時期になります。一旦バインダー刈り取った稲を雨でぬらしたらよくないし、連日雨になるとバインダーがぬかるんで刈り取り作業もできなくなります。米作りだけじゃないですが、天候相手の仕事はなかなかむづかしいといつも思っています


また、掛け干し用の竹を切ってくる作業も行わなければなりません。掛け干しには孟宗竹を使いますが、数年するとこの竹も腐ってきて使えないので、使えなくなった分の竹の補充用として、自分の山に自然に植わってきた孟宗竹、7~9mの長さのものを毎年10本ほど切って、軽トラックで田んぼまで運んできます。これで一応今年のコシヒカリ収穫作業の準備が完了になります。