小規模農家の米づくりを九州からお届けします。

九州の山間地で、米づくりをしています。その中で色々な出来事や田舎ならではの情報を発信します。

2019年も”しっかり米づくり”で豊作でした。

 

我が家の早期水稲コシヒカリ”豊作でした。

我が家の2019年産早期水稲コシヒカリ”は、8月9日にコンバインによる収穫作業を委託して行い1日で収穫作業は終了し、JAのライスセンターに持ち込んで乾燥、籾摺りして8月13日に検査を受けて、結果1等米でした。 この検査結果がわかるまではちょっと不安な面もありますが、1等米の結果を聞くと6か月間の苦労もふっとんでしまいます。

 

1等米玄米ですが、きれいにそろっていて美味しいお米です。

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我が家の1等米の玄米

 

2019年産の早期水稲コシヒカリ”栽培環境

今年は梅雨入りが6月26日(平年だと6月5日)で遅く、梅雨明けはほぼ例年どおりの7月24日でした。結果論になりますが早期水稲の栽培には適していた天候だったと思います。”と言うのも”私の地域全体がカメムシの被害も少なく、JA出荷米の検査結果も例年より良かったと聞いたからです。

 

2019年産の早期水稲コシヒカリ”は、当地域では豊作でした。良かった良かったです。

しかし、農作物の栽培に大きく影響する天候は、時には甚大な被害をもたらします。大雨の被害では土砂の水田への流出による収穫できない状況や私は九州なので例年夏発生の台風が被害をもたらすことがあります。

 

収穫間近な稲穂は毎日実っていくため穂の重さで頭の方が垂れてきます。(実るほど頭を垂れる稲穂かな)この時期に台風が接近するとほぼほぼ稲が倒れてしまいます。倒れると後の管理がとても大変となります。ですから天候とのつきあいはどうしても避けて通れませんね。

 

 

また、出穂時期から中熟期に猛暑が続くと未成熟となり、白い玄米が多くなり品質の低下につながります。1等米には無理です。

 

2019年産我が家の保有

JAに出荷した残りは当然保有米として保存して1年間利用します。30kの玄米で20袋を今年は保有米として保存します。母と叔母、私たち夫婦の4人暮らしで20袋の保有米は多いですが、そのうちの幾つかは兄弟にやったり、友人に販売したりするので1年分として丁度いい量になります。

 

以前は、籾の状態で保存していましたが地球温暖化の影響もあるのか、籾につく害虫が良く発生しそれを上手く駆除できなくて籾を食べられたりしました。そのことから心配がないように籾を玄米にして保存しています。

 

保存する器具も今でも多くの農家で普及していますが、お米専用の冷蔵庫に保存します。我が家の冷蔵庫は、30kの玄米が28個入るものです。これで、「一年中定温・定湿の管理が出来てほぼ新米の時と同じ品質が保たれるんです。」と営業マンは言っていました。

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玄米保管庫(専用冷蔵庫)

 実際には、害虫からの被害は全くありませんし、品質・うま味も変化がないので保存用の冷蔵庫としては一応いい品物だと思っているところです。