小規模農家の米づくりを九州からお届けします。

九州の山間地で、米づくりをしています。その中で色々な出来事や田舎ならではの情報を発信します。

秋耕の合間に野菜作り~品種~

 水稲の秋耕の最中ですが、秋冬野菜の作付も適期になっているので自給自足用の野菜作りを紹介します。といってもこれも小規模の自家菜園です。

 

 

作付する畑の様子

 自宅の横にある畑で、見覚えのある時からの我が家の菜園畑です。面積は、30㎡程で春と秋の2回作付けを行います。春は、夏野菜のゴーヤ、かぼちゃ、なす、ピーマンなど少量多品目栽培です。私の生活の中の食の生産地として何十年と利用されてきた畑になります。狭い畑に色々つくっています。

 

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秋冬野菜の畝づくり

作付けする畝は、130㎝幅にして、雑草対策と肥料の流亡のためマルチを貼ります。一番は雑草対策です。水稲の雑草対策が主体なので、こちらの雑草対策は出来るだけやらなくていいようにしています。雑草に困るときはマルチ栽培もおススメです。

 

私の秋冬野菜の主なもの

①大根

今の時期、九州地域で栽培が最も安定している大根、品種は青首大根の「耐病総太り」を播種します。耐病総太りは、耐病性が強く、早太りで特に「す入り」の遅い青首総太りです。根長が38㎝、根茎が8㎝程になります。

 

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耐病総太り大根

大根は、収穫時期が同じになると食べきれませんので種まきを少しづつずらして行うのがいいですね。私の場合は9月~10月の中旬まで3回ぐらいにわけて種まきを行います。収穫が年内から3月のとう立ちまで食べられます。長期間の収穫可能ですので興味のある方はお試しください。大根は煮物とすり大根で食べます。甘く美味しいですね。

 

②白菜

今が一番、作付けの多いのが白菜です。品種は「無双」生育が旺盛で多きものは4kとかになります。白菜は、苗を近くの苗屋さんから購入して定植します。

 

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白菜「無双」

鍋物には欠かせない白菜、他に漬物など色々な料理に使います。

 

③ほうれん草

ほうれん草も9月下旬~11月上旬のすずしい気候と短日期(日が短くなる)を利用した栽培が最も容易な時期と言われています。が、今までの経験からほうれん草はなかなか栽培が難しい作物だと思います。今年はうまく栽培します。

 

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ほうれん草「アトラス」

品種は「アトラス」で、耐寒性があり株張がいいので気に入ってます。ほうれん草は、ベーコン炒めや卵とじやおひたしなどで食べています。

 

④春菊

 春菊も我が家の冬野菜の主役です。春菊は草丈が25㎝ぐらいになったら、地際を3~4㎝残して刈り取ります。しばらくすると再生するので、何回でも収穫ができるのでとてもいい野菜ですね。品種は、「大葉春菊」で葉肉が厚く生育が早いです。白菜同様、鍋物に欠かせないやさいですね。

 

最後に

今回は、4つの品目を作付け予定です。雑草対策にマルチの利用や、それぞれの品種特性がお役に立てれば幸いです。次回は、播種と定植の状況をご紹介します。