小規模農家の米づくりを九州からお届けします。

九州の山間地で、米づくりをしています。その中で色々な出来事や田舎ならではの情報を発信します。

九州は大雨です。と秋耕の準備

テレビやニュースでご存じのとおり九州地方は大雨です。特に九州北部の被災者の皆様にはお見舞い申し上げます。

これ以上被害が拡大しないことを祈るだけです。

 

 

 秋耕(土づくり)の準備

私の米づくりもいつもであれば秋耕(稲を収穫したその後に田んぼを耕ことで、稲株のすき込みや土を反すことで土づくりになる作業と私は思っています。)を完了しているところですがこの雨で手付かずのままです。

 

秋耕の理由(土づくりと違った理由)

また、この秋耕は他にも重要な意味があります。私の地域は、水田を両方から囲む山間部で有害鳥獣の宝庫です。タヌキ・イノシシ・サギ等がいます。特にイノシシ被害は毎年頭が痛い話です。このイノシシは、雑食で何でも食べるような勢いです。水稲や果物等は大好物で今年も他の農家の田んぼに侵入していました。

 

それと私の地域は、みかんや柿を栽培していますが、この果樹園にも侵入して盗食するのです。また、果樹の根元へ肥料を散布すると美味しいにおいでもするのでしょうか、そこの根元を掘り起こし、樹木へダメージを与えます。

 

少し脱線しましたが、水稲も稲刈り後しばらくするとひこばえ稲刈りをした後の株に再生した稲である。二番穂とも呼ばれる。稲刈り後にそのままにしていると再び穂がでる。)が生えてきて、その後稲穂になります。これをイノシシが狙って山から下りてきます。いわゆるイノシシの餌付けとなり、ここにくれば餌があるんだと学習し水田に侵入し被害をもたらします。

 

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刈り取り後の田んぼ

そのことからも、稲の収穫後はすみやかに秋耕をして、稲株をすき込んでしまうようにしています。これは地域全体で取り組むことで効果があると思います。

 

しかしながら今の秋雨で水田に入れない状況です。

 

雨で秋耕ができないのでいつもの草刈作業

その他の作業を今日はやっています。相も変わらず、雑草は勢いよく育っていますので畦畔や水路周りの草刈作業です。背負い式の草刈り機で畦畔や水路周りの草を刈って、刈り取った草をレイキで集めて処理します。この背負い式の草刈り機は、斜面の草払いにはとっても使いやすく効率がいいです。この草刈り機も10年以上使っています。

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背負い式草刈り機とレイキ

ほっとする田んぼに咲く秋の花

畦畔の草を刈っていたら、花が咲いていました。自然に生えてきたものでどこから種はきたんでしょうか。ちょっとほっこりです。

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畦畔に咲く花

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すいませんが、花の名前はわかりません。